春の草木で染めてみた
先週の日曜日。
私の住んでいる長岡市の山の方で、
草木染めをしてきました。
きっかけは、よく着ていた綿のワンピースが色あせてしまったこと。
もう少し、着たいなぁ。と眺めていたら
染めれば?と元同居人さくらちゃん。
たしかに!!なにそれ!めっちゃ良い!!
一気に自分で染めたワンピースを着ているところを想像して、これは素敵すぎる!とぴーんときました。
そういえば、草木染めができそうな知り合いがいたなぁ。
そう思って連絡してみて、そこからおそらく2ヶ月後。
草木染めの会を実現することができました。
先生は、長岡市内にすんでいて、様々な「てしごと」を伝えたり暮らしの中で実践したりしている清野さん。
「ワザ」だけでなく、そこに宿る思いや向き合い方も尊敬できる人です。
せっかくなので、コメタクのさくらちゃんやめいさん、十日町に住む志保ちゃんも誘って、小さなイベントのような形で開催しました。
まずは、山を歩いて草木を集める。
よもぎ、朴葉、たんぽぽ、スギナ、、、
細かく切って、ぐつぐつ煮出す。
染める布は、ミョウバン入りの水に浸して揉む。
お昼ごはんは、持ち寄りおかずとあずき玄米。
ワラビの和え物、卵焼き、ポテトサラダ、キャベツの揉んだの、ズッキーニの漬物、玉ねぎの蒸し焼き、切昆布炒め、くわのみのジャム、、
午後3時。出来上がった布は、予想より鮮やかな黄色と黄緑の間の色。
温かい煮出し液に浸して取り出した時のみんなの嬉しそうな声。
ちょっと緊張したり疲れたりした部分もあったけれど、ものすごく豊かな時間だったと思うのは、
たぶん私が、「今」を閉じ込めたものが好きだから。
今、このメンバーが山を歩いて時間をかけてとった草も、
このメンバーが作ってきたおかずも、
「今ここ」が詰まっていて、それを愛でられるというか、楽しめる瞬間が本当に好きだ。
そして、豊かな暮らしなのはわかるけど一見なんだかハードルの高い草木染めも、
肌感の分かる知り合いに声をかけて、ある意味日常の延長線上でできたこと、
たぶんこうやって一歩ずつ暮らしを作っていけばいいんだなぁと思った。
最初は米を炊くのでいい。
でも米を炊き始めたからこそ、その先の背伸びもできる気がする。
先に進めばいいというものでもないけれど、
2年前にコメをタキ始めてから、私の暮らしは日に日に豊かになっている。