「あなた」として行こう
5月になりました。
仕事柄、土地柄?、しょっちゅう山の方へ行くのですが、最近は本当に春の山の色がきれい。
この不思議な淡いグラデーションに気づけたことが最近の嬉しいことです。新芽と花の色。
さて、そろそろ夏のインターンシップの準備が始まっています。
1ヶ月の短期バージョンや、半年や1年の長期バージョンがあります。
内容も、お酒づくりから集落の聞き書きから写真プロジェクトまで様々。
各地域それぞれ2,3人の大学生で活動します。
通える人以外は、ほぼ皆地域に住み込みながらのインターン。
生活も仕事も、地域の人にあーやこーや教えてもらいながら、自分の体でやってみる。
そんな、田舎のありのままと自分自身のことを直接感じる1ヶ月です。
最近は大学の中にも、地域に行く機会は結構あります。
授業で行くこともあるし、ゼミで行くこともある。縁ある地域のお手伝いに通っているサークルもあります。
もちろん大学の外でも、私が学生時代入っていたようなインカレサークルではそういった地域に行くこともできます。
高校まではほとんどの人が地元で過ごしていただろうから、違う環境の他の町で生きている人たちに触れることそれ自体がとても良い勉強だし、地域側からしたら若い大学生たちが来てくれるだけで嬉しい側面もあるし、
まあなんか悪いことは少ないわけです。
ただ、もし自分がこういうものに興味があって、そっちの方向にもうちょっと背伸びしてみたいなら、大学生に大切にしてもらいたいことがあります。
それは『「あなた」として行けるかどうか』ということ。
その活動に関わる人たち、受け入れ側の何人かにでも、「あなた」として認識してもらって、つまりどういう子かをなんとなく知ってもらっている状態で、何かを実践すること。
その状態で、今のあなただからこそ作れるものを作ること。(それがプロジェクトの成果なのか、なにか製作物なのか、言葉なのか、空間なのか、体験なのかはわからないけど)
それがたぶん、すごく大事だと思ってます。
思った以上に、そこでの経験が自分の財産になります。
私もそうだったし、まわりを見てもそんな気がしています。
だから、1ヶ月住み込みなのか通いなのかとか、プロジェクト内容や目標が大きいか小さいかとかはあんまり関係ないのかも。
「どういう子か」を大切にしてもらえるかどうか、なのかもしれないです。
手っ取り早いのは、「ひとりで」行ってみること。
地域に本当にぽんっと一人で行ってみることじゃなくて、いつも一緒にいるコミュニティや学校で一緒に授業にでてる仲間がいないところで、「あなた」として何かに参加してみることです。
「わたしにはそんなに個性がない」「特技やずっとやってきたことがあるわけでもない」
ってのも、あんまり関係ないです。
個性なんてみんなないし、みんなあります。
ずっとやってきたことだけが「好きなこと」「得意なこと」なはずもありせん。
今日初めて生まれる得意なことも好きなこともあるのです。
大学生にしてほしいこと。
「あなた」として認識されること
そして
そこであなただからこそ作れる何かを作ること。
それはもしかしたらもしかしたらだけど、
地域でのインターンでできるかもしれないなー。
そんなことを考えながら、インターンの新人コーディネーター、頑張ります。
視点を変えたらいろんな話が出てくるから、話したい人は直接お話ししましょう♪