おかかとこんぶ

新潟にいる人。映画と本と家ごはんが好き。

あなたの道をいこう

 

1,2月はとても忙しかった。(まだ終わってないけど)
自分がやりたい、と言い始めたことで自分の首を絞めていたような気もするが、なんかかんか仕事が多かった。
それに加えて、大雪。
来週の予定が毎週どうなるか分からない状態で、とても疲れた。
これが全部空から降ってきたことが信じられないほど、町は真っ白で、
宇宙からやってきた白い化け物に襲われたみたいだった。

そんな雪と戦いながら(それはそれで学びもすごくあったのでまたブログに書こう)しごとをしている中で気づいたこと。

 

最近ますます違和感アンテナが敏感になっているような気がするが、その時も違和感アンテナがびびびと反応したのだった。

 

イナカレッジと同じような事業を、成功させ、全国的に評価されている人たちとの研修の中でだった。
その人たちは、全国にネットワークを作り研修などを行うことによって、そのような事業を成功させるためのノウハウを皆に共有し、
成功する団体を増やそうとしていた。とてもすごい。そこにいる人たちは、こんなことまでできてるのかー!と思うことをたくさんなしとげている。

 

「学生そのものを見すぎる人を学生を育てることはできない」「この人だから、という理由でできたりできなかったりする状況をなくしたい」と言った言葉にも軽い衝撃を受け、それについてしばらくぐるぐる考えた。

それらによって生まれた問いは、究極的にはこれだ。

「何かしらの成果を出したいときに、人によってそのやり方は変えていいのか?」

今の、今のところの、私の答えは、「変えていい」だなと思っている。
「変えていい」であってほしい。

いやいや、そこを、このやり方ならどんな人でも成果出せるよ!というノウハウを探していくのが大事なんでしょ、と言われると思う。
だってその方が効率がいいし、そのノウハウを横展開できるし、売ることもできるから。

 

でも、それの何が違和感かというと、「努力できる」前提でそのノウハウがあることだ。
「もし成果を出したいなら、きつくてもそのやり方を実行せよ。」
「頑張れないなら、できないよ」
そんなメッセージを感じる。

 

わからないけど、「頑張る」しか道がないという状況はわたしはとっても不健全だと思う。

「誰かに言われた正解に向かって頑張る」以外の道を、いかにつくるかだと思う。


この道を車でまっすぐに行けばゴールにたどり着くことは、先人たちのおかげでわかったのかもしれないけど、
他にもゴールに行ける道や手段はあるかもしれない。

泳ぎが得意なら泳いでいけばいいかもしれないし、スキップしながら行ったっていいし、草刈りをして新しい道を作ったっていいし、
スキーですべって行ってもいいかもしれないし、

それはね、たくさん経験を積んで、自分のやり方が確立できるようになったらそうすればいいんだよ。
若い時はまずは頑張らなきゃ。

そういわれるかもしれないけど、私はどんなに若くてもちゃんともう個は形成されていて、その個に合ったやり方でやればいいと思う。
個に合わせたって人と関わりながら学ぼうとしながら何かを進めていく限り、ちゃんと勝手に育っていく。


そうやって、それぞれに合わせて新しいやり方を作っていきたい。
人と人をつなげてプロジェクトを作っている私たちは、どこまでもオーダーメイド精神で良いのだと思う。
イナカレッジの上司たちは、根底でそれをわかってる。
だから、「この人ができるやり方」を、ちゃんと探す。

ああ、ここで働いていてよかった。改めてそう思いました。

 

※「仕組みを作る側」「現場で動く側」という役割によって違う考えはあっていいなと思いました、あとで