読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

おかかとこんぶ

東京と新潟を行ったり来たり。読んで、食べて、話して生きる日々と考えたこと。23歳。

おばあちゃん孝行と瀬戸内の風

ちょっと前の、旅のこと。
夏休みの初めの、開放感にあふれた風がずっと吹いていた気がする、旅のこと。

8月1日。
夏休みのはじまりでした。
わたしにとって今年度の前期は、歯をくいしばる時でした。
身を切られるような新潟との別れと、
就活と、
家族と、
大学の授業と、
東京という故郷が違って見えてきた私自身と。

辛い時もあったけど、人生になくてはならない4ヶ月が、
終わった!!
そして一番、早く終わって欲しかった、大学の授業から開放された7月末。
早速私は、楽しみな旅を入れておりました。

行き先は、瀬戸内海。
前期、就活中支え合った友達がボランティアをやっている瀬戸内芸術祭に行きたくて、
関西のおばあちゃんにも会いたくて、
始まった旅。

お互いのペースを大事にできそうな高校の友達に声をかけました。
「久しぶり。瀬戸内芸術祭、行かない?笑」
実は、高校を卒業してから4年がたつけども1回くらいしか会ってない友達。
でもなんだか浮かんだのです、ふっと。
そういえば一回その子と高校生の時ふらっと吉祥寺に行ったのだけど、
あの時のテンポ、よかったなぁと。
瀬戸内芸術祭でボランティアをやっている友達も高校の友達だし。

まとめると…というか、今もうその旅から2ヶ月が経つけれど、思い出すのは、風だなあ。
船に何度も乗ったのだけど、風が強かったの。笑

瀬戸内にいく前に寄った親戚とのごはん会は、節目節目で近況報告をするのは、しなきゃいけないことなのだなぁと実感しました。
とりあえず、おばあちゃんがずっとやりたかったらしい「孫とショッピング(服)」ができたのでよかったー。

瀬戸内芸術祭は、豊島美術館も映画村も高松のうどんも言語の通じないカフェも最高だったけれど、
思い出す絵は、どうしても小豆島で見た「妖怪展」ですね。
あれはよかった。
手作りのいろーーんな「妖怪」がずらーーっと並んでるんだけど、
小学生が作った、私でも作れるわ!(笑)みたいな妖怪も、フィギュア作る仕事してんのかな?みたいな精巧な妖怪も、みんな同じ棚の上に並んでるの。
200体以上はあったんじゃないかな?見たことも聞いたこともないツボな妖怪を見つけてはずっとゲラゲラ笑ってました。
好きな妖怪ランキングトップは、インスタをご覧ください。
こういうアートがいいよなぁ。
すぐ入っていけるもの。ずっといたくなるもの。これでいいんだ、があるもの。


あと、夕暮れの瀬戸内海の船の上かな。
すごくちょうどいい風が吹いていて、れいちゃんのことがちょっと分かった気がした話ができた。
次の日の朝の豊島への船の風は声が聞こえないくらいのすごい風だったんだけどね。

3日間の旅で、
瀬戸内海まで来ても「あの場所もこの場所もクリアしたい欲」がなくなるようになったことと、
島で初めに乗ったバスに携帯を置き忘れて港で預かってもらったら「写真撮らなきゃ感」から開放されたことと、
棚田と海と空を同時に見られる場所がきれいだってことと、
夏の島はめっちゃ暑いってことと、
お互いの「好き」と「おもしろい」が近くて、どうにかなる感を共有できる友達サイコーってことと、
久しぶりにコーラを飲むとお腹が痛くなるってことと、
やっぱり良質なアートは交通費をかけて見に行く価値があること、が
分かりました。

一緒に行ってくれたれいちゃん、きっかけを作ってくれたみづき、朝から美味しいミネストローネを出してくれた親戚のおばちゃん、
私の進路を肯定してくれたおばあちゃんおじいちゃん、高松で会ってくれたあっぽ、タイ語で話してくれたお兄さんたち、
ありがとう。コップンカー。